女子学生がストーカーの男から劇物をかけられ顔に火傷、容疑者逮捕へ
2015年01月23日
今月19日の朝、大阪府高槻市で登校中の18歳の女子学生に劇物の液体を浴びせ、顔などに火傷を負わせたとして、22日、府警捜査一課などは傷害容疑で住所・職業不詳の上村宜弘容疑者(43)を逮捕しました。
上村容疑者は、「なぜ自分が逮捕されたのか分からない」として容疑を否認しているそうです。
上村容疑者は、アルバイト先で知り合った女子学生につきまとまったとして、ストーカー規制法違反などで2013年2月逮捕・起訴され、有罪判決を受けていました。
府警は女子学生の身辺警護などを行なっていましたが、14年2月以降は被害が確認されないとして、今月の9日に女子学生側の要望で身辺警護を打ち切ったばかりでした。
上村容疑者の逮捕容疑は、19日08時10分ごろ、高槻市紺屋町で女子学生に液体をかけ、火傷をさせた疑いです。 かけられた液体は水酸化ナトリウム水溶液とみられ、被害を受けた女子学生は顔面や手に火傷を負ったほか、別の女子学生(18)も介抱の際液体に触れて手に火傷を負いました。
府警捜査一課によると、付近の防犯カメラにシリコン製マスクを頭からかぶり、サングラスやカツラで変装した男が自転車に乗っている姿が写っていたのが確認されています。
男は、女子学生を追い抜いた後、待ち伏せしてタンクに入れた液体を浴びせ、倒れたところに何度も浴びさせていたそうです。