信頼回復を誓ったはずが、続くマクドナルドの異物騒ぎ
2015年01月07日
日本マクドナルドの異物騒ぎがいっこうに納まらない。それどころが、7日には人間の「歯」らしき異物が、フライドポテトから見つかったとの報道があり、ますます食の安全に不安が増しています。
今回の騒動のはじまりは、ビニール片と見られる異物の混入が見つかった事からです。
青森県三沢市内の店舗で販売されたチキンマックナゲットから、青いビニール片と見られる異物が混入していた事分かりました。また、東京都内の店舗では、同じくチキンナックナゲットから透明なビニール片の異物が混入しているのが見つかりましたが、この東京都内の店舗では決められたマニュアルに従わず、客から預かった異物を紛失し、店舗の責任者に報告をしていなかった事が後から分かりました。
日本マクドナルドは、透明なビニール片に関しては、工場で混入した可能性は低く、日本の店舗で混入した可能性があるとし、また東京都内の店舗の対応については、「本来あるべき対応を取っておらず、スタッフを注意した」とコメントしています。
また、青森県三沢市で見つかった青いビニール片に関しては、生産しているタイの工場内に同じ色のビニールがある事などから、同じタイの工場で同時期に生産した約95万7000個のチキンナゲットの提供を中止しましたが、既に99%は販売済みである事が分かりました。
そんな異物混入騒ぎが続くマクドナルドで、今度はフライドポテトから人間の「歯」と思われる異物が混入していたと客から指摘されていた事が7日分かりました。
異物を外部機関で調査したところ、治療痕とみられる部位があることなどから「人間の歯」の断片であると認められました。
日本マクドナルドは、「工場の製造過程や店舗で混入した可能性は低く、混入経路は不明」としています。
購入した客は、「マクドナルドは謝罪するだけで、今後の対応についてはほとんど話をしない。小さな子供が食べて喉を詰まらせたら本当に怖い。きちんと解明して世間に公表して欲しい」と話しています。
日本マクドナルドに広がる不安の波紋。
信用回復のためには、謝罪ばかりではなく、原因の追求と、二度と起さない為に徹底的な管理体制のチェックが必要です。