インフルエンザ、今年の流行はやや早め
2014年12月07日
国立感染症研究所は、昨年よりも3週間早くインフルエンザが全国的な流行期にに入ったと発表しました。
昨年の流行期入りの発表は12月27日で、過去10年で2番目の早さです。
インフルエンザの患者は全国46の都道府県で増えています。
5日に国立感染症研究所から発表されたデータでは、インフルエンザの患者数は先月30日までの1週間で全国でおよそ9396人となり、前の週の2倍にあたるペースで増加しています。
1医療機関当りの患者数は、1.90人と流行開始の目安とされている「1」を超えました。
流行期入りが早いと流行の規模が大きくなる恐れがあります。
流行の時期が早いと、そのぶん様々なタイプのウィルスが順番に流行してくるという状況になるため、何度もインフルエンザにかかる人が出てくる為です。
ウィルスに感染すると、1〜4日で発熱や頭痛や、咳に倦怠感などの症状が出てきます。
インフルエンザワクチンは接種してから効果がでるまでに2週間程度かかるため、インフルエンザが流行を迎える前の早めの接種が必要です。
今のところ「A香港型」が全体の9割を占めていますが、今後はさまざまなタイプのウィルスが流行してくることが予想されるので、早めの予防接種をうけ、特に重傷化しやすい高齢者や乳幼児がいる家庭では対策を徹底して気をつけて欲しいと注意を呼びかけています。