県民健康プラザ鹿屋医療センターは病院憲章で「大隅地域住民が安心して暮らせ、心の支えとなる病院を目指すこと」としています。地域医療機関との連携を図り、中核病院の役割を果たしていこうと思います。当院の医療方針は、大隅地域に必要な高度医療と二次救急医療を提供する事です。平成18年に『地域医療支援病院』の承認を受けています。診療科は内科、循環器科、小児科、外科、脳神経外科、産婦人科、麻酔科、放射線科となっています。また、地域がん診療連携拠点病院、災害拠点病院、DMAT、HIV治療拠点病院、へき地医療拠点病院等役割を担っています。現在の医療体制を維持しつつ各方面とも連携を深め、地域住民要望に応えつつ、改善すべき点は職員一同鋭意努力していきたいと思います。 鹿児島県大隅半島のほぼ中心部に位置し、国内有数の畜産業の盛んな大隅地域の中核都市である鹿屋市にあります。全国的に医師不足や偏在が指摘されている中、大隅半島においてもへき地を抱え、医師不足の状況が見られ 、医師を安定的に確保する事が大きな課題となっています。大隅半島の人々が鹿児島市まで通院するには遠く、フェリー等を利用して、1時間半以上もの時間を要してしまいます。当院は人口約25万人の大隅半島の公的基幹病院として、地域医療機関と連携しながら「大隅地域で医療簡潔を目指す」とともに、「高度・専門医療」や「二次救急医療」を中心に地域に不足する医療を提供していきます。
(診療の主なもの 平成24年度) ■外科:内視鏡検査(1,123件)、内視鏡治療(395件) 循環器内科:心臓カテーテル(301件)、PTCA(117件) ■手術 外科(305例) ※全麻280例 5割が悪性腫瘍 脳外科(70例)、産婦人科(254例) など